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温泉の特徴で探す温泉の分類

温泉の分類(泉質以外)


【温度による分類】

温泉の湧出する湧出口でのお湯の温度による分類。
冷鉱泉泉温25度未満の温泉。いわゆる鉱泉がこれにあたります。冷泉とも呼ばれます。
低温泉泉温25度以上34度未満の温泉。ここからが温泉になります。かなりぬるいので加熱されて使用されます。
温泉泉温34度以上42度未満の温泉。この中の高温のものは非加熱、非加水でもかけ流しできると思います。
高温泉泉温42度以上の温泉。40度台のお湯は比較的簡単にかけ流しで利用できますが、それ以上になると設備で対応するか、湯量を調整してかけ流しされます。
温度調整は人為的に行うことができますが、いかに加水せずに、お湯の性質を変えずに調整するかが重要です。

【液性による分類】

お湯の水素イオン濃度(ph:ペーハー)による分類。
強酸性泉pH2未満の温泉。なめた時に酸味の強い温泉です。
酸性泉pH2以上pH3未満の温泉。
弱酸性泉pH3以上pH6未満の温泉。
中性泉pH6以上pH7.5未満の温泉。
弱アルカリ性泉pH7.5以上pH8.5未満の温泉。
アルカリ性泉pH8.5以上の温泉。つるつる感の強い温泉です。
pHを見れば、(例外は多々ありますが)温泉の肌ざわりをある程度想像できます。
酸性はピリピリ、アルカリ性はヌメヌメというのが一般的です。

【浸透圧による分類】

人間の体液(細胞液)の濃度に対する温泉の濃度による分類。
低張性溶存物質総量が1kgあたり8g未満、凝固点が-0.55度以上。
等張性溶存物質総量が1kgあたり8g以上10g未満、凝固点が-0.58度以上、-0.55度未満。
高張性溶存物質総量が1kgあたり8g未満、凝固点が-0.58度未満。
低張性温泉は温泉の水分が体に吸収されやすい温泉です。等張性温泉は温泉の濃度と体液の濃度の差が小さく、体への負担が小さい温泉です。高張性温泉は温泉成分が体に吸収されやすい温泉です。

【緊張度による分類】

人間の体に与える刺激の強さによる分類。
緩和性体への刺激の弱い温泉。単純温泉や塩類泉、放射能泉など。
緊張性体への刺激が強い温泉。上記以外の主成分を持つ温泉。
この分類は見かけることは少ないのですが、肌の弱い方には参考になると思います。